目的と狙い

バイオ(””生物の””とか””生命の””という接頭語)というととかく新しいもののように感じてしまいますが実は人類は数千年も昔からバイオになじんでいました。とにかく生命現象に絡んだ話しは何でもバイオという範疇に入れられてしまいます。そこで今回の高齢者大学校ではバイオにまつわる様々なお話し、そして今年も好評の実験体験型バイオも用意しました。5年目を迎え、どなたにもわかりやすい講座をめざします。医薬品、生命現象、食品、植物、環境、原発そしてバイオ実習に至るまで、話題は多種多様です。

会場

河原町学舎

定員

50名

講座担当

大島淳 (長浜バイオ大学教授)

日程

第3金曜日13:30~15:30 終了後:自由参加で「バイオカフェ+30」

1.バイオって何?その歴史を紐解くと・・・・・。:4月21日(金)
大島淳(長浜バイオ大学 教授)
オープニング講義ですので、バイオの科学技術史から最初の一歩を踏み出したいと思います。話は1万年前にさかのぼります。

2.がん治療にむけた薬剤開発の挑戦:5月19日(金)
長谷川慎(長浜バイオ大学 教授)
これまで抗がん活性のある物質の探索研究を行ってきました。臨床治療の知識には乏しいので「がん」という病気全体について述べることはできませんが、ここでは抗がん剤の基本的な考え方に絞ってお話ししたいと思います。

3.体の中のタンパク質モーター:6月16日(金)
岩本昌子(長浜バイオ大学 准教授)
生物は、ミリ、マイクロよりもっと小さなナノサイズの酵素を使ってエネルギー分子を作っています。私達の細胞の中で働いている分子機械のお話です。

4.近未来の犯罪捜査~もう犯人は逃げられない~:7月21日(金)
大島淳(長浜バイオ大学 教授)
20XX年、某国では国民すべてが自らの遺伝子情報を国家機関に登録することが義務付けされた。犯人の検挙率は高まり犯罪は激減したが・・・。

5.バイオの実験体験:着色料を調べてみよう:9月15日(金)
黒田智(長浜バイオ大学 アドミッションセンター室主任)
市販の食品には、食材由来の色だけでなく、見栄えを良くするために天然色素や合成着色料によって様々な色が付けられているものがあります。この実験では、持ち寄った食品に含まれる着色料を取り出して、クロマトグラフィーという技術を使って調べる実験を行います。

6.No Yeast, No Life. ~ 酵母のいない人生なんて ~:10月20日(金)
向由紀夫(長浜バイオ大学 准教授)
酵母がいないとパンやお酒を造れません。また、再生可能エネルギーであるバイオエタノールの生産にも酵母は不可欠です。そんな私たちの生活を豊かにしてくれる酵母の働き「発酵」についてもう少し知ってみませんか?

7.人類を危機から救う植物科学:11月17日(金)
蔡晃植(長浜バイオ大学 学長)
我々の前には、環境問題、食糧問題、貧困問題、生態系問題など人類の生存を左右する問題が提起されています。植物科学を用いたこの様な問題解決へのチャレンジについてわかりやすく説明致します。

8.意識の謎に数学で迫る:12月15日(金)
西郷甲矢人(長浜バイオ大学 准教授)
「意識がある」とはいったいどういうことなのでしょうか?起きているときと、夢も見ず寝ているときとは、「何」がちがうのでしょうか? 日々失っては取り戻すこの「意識」の正体とは何だろう。この素朴な疑問は、科学の最大の謎のひとつでもあります。本講義では、「意識」の謎に、数学の立場から迫ります。

9.「食で寿命が延びる?」:2月16日(金)
高畑京也(長浜バイオ大学 教授)
人間は食べる為に生きているのではありません。でも、食べなければ生きていけません。どんな食べ物が、健康で満ち足りた長寿に繋がるのでしょうか。一緒に考えてみませんか?

10.放射線の生物影響で直ちに「わかること」「わからないこと」-誇大妄想が招くもったいないこと-:3月16日(金)
中島裕夫(大阪大学医学部 講師)
放射線の規制値は化学物質のそれよりも厳密に、そして、よく考えて決められています。福島原発事故の影響はどこまでわかっているのか。早く知りたいのはわかるけれど、時間が経過しないとわからないことも沢山あります。放射線情報の真偽や隠れている思惑を見抜くために必要なことを一緒に考えてみませんか?