目的とねらい

日本の近現代史を学び直しませんか。多くの高校では「近現代史は自習して」と先生に言われて、十分学べなかったと思っている人は多いようです。しかも「日本近現代史」は、研究が近年大きく進んできました。現在高校で使われている教科書『新日本史A』(実教出版)を基本にして、研究や社会の状況から近現代史の見方を考えてみませんか。講師は、岩波新書のシリーズ日本近現代史(第3巻『日清・日露戦争』)や「週刊朝日百科日本史」編集委員を務めた、近現代史研究家です。

会場

河原町学舎

定員

50名

講師

原田敬一(佛教大学歴史学部教授)

日程

第4金曜日 14:00~16:00

1.江戸から東京へ:4月22日(金)
19世紀の東アジア社会、その中で日本は政治や経済、とりわけ生活が大きく変わります。時代の変わり目を人々はどのように準備し、過ごしたのでしょうか。

2.立憲国家の光と影(「時事問題を考える」と合同講座):5月27日(金)
日本は、西欧の国民国家をモデルとして憲法を作りましたが、人権規定が弱く、行政権力が強いという特色を持っていました。自由民権運動と憲法を考えます。

3.西欧のアジアと日本のアジア:6月24日(金)
アヘン戦争以来進出してきた西欧と、明治維新で軍事強化を図った近代日本は、どのようにアジアと関わろうとしたのか。

4.帝国とデモクラシー:7月22日(金)
台湾に続き朝鮮も植民地にした日本は、いっそう大陸へ浸出し、一方で民主主義を求める民衆運動もアジア各地で広がり始め、新しい世界が求められ始めます。

5.都市化と窮乏する農村:9月23日(金)
産業革命が進展すると、都市が膨張し始め、新しい政治と経済、さらに生活が変化し始めます。そのかたわらでは農村が景気の波に押されながら変化を求めていきます。

6.戦争に抗した人々:10月28日(金)
満洲事変以来15年間続いた戦争の中でも、戦争に疑問を持ち、アジアへの侵略に反対する人々もいました。どのような事件があり、人々は何を考えていたのか。

7.日本の敗戦:11月25日(金)
日本はポツダム宣言を受諾し、降伏しましたが、戦争を終わらせられなかった多くの人々がいます。その実相は何だったのでしょうか。

8.戦後日本とアメリカ:12月23日(金・祝)
占領軍の中心はアメリカで、講和もアメリカ主導で進みました。戦後日本もアメリカ抜きでは語られません。その影響はどのように広がっていったのでしょうか。

9.冷戦体制とその終焉:2月24日(金)
世界が冷戦体制だった時、アジアでは二つの大きな戦争が続いていました。二つの戦争はアジアと世界に何をもたらしたのか。

10.現代世界を考える:3月24日(金)
平和国家から戦争のできる国家へ変貌しようとしている現代日本。何を活かし、何を越えねばならないのか、歴史の中から考えてみます。